「学校のトイレ研究会」は、学校トイレに関わる機器・仕上げ材・洗剤・清掃などを手掛ける企業によって1996年11月に発足しました。 　全国約40,000校のうち、約半分の学校施設が建築から30年以上が過ぎているといわれています。つまり、現在の子供たちの半数近くは、30年以上前に作られた学校のトイレを毎日使っているという状況にあるのです。比べて、家庭のトイレは快適で良い環境へと飛躍的に進歩しました。学校のトイレとは環境に大きなギャップを生じてきています。そのため、“学校のトイレでは用を足すことが出来ない子供たち”が出てきており、今、大きな問題になりつつあります。 　研究会では、各分野の人たちがそれぞれの目で学校のトイレに関する様々な問題を解決するべく、毎年、調査を行ない、研究を発表しています。それらの情報を学校施設管理者や設計事務所などに発信し、学校のトイレの環境改善を進めています。改修計画、空間プラン、機器や仕上げ材の選定、維持管理、清掃方法などの多様な提案を行ない、「だれもが使いやすい学校トイレ」の普及を目指し活動しています。 学校のトイレ研究会ホームページ　http://school-toilet.jp